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第729回例会 平成17年1月20日(木)
◎本日の例会プログラム ゲスト卓話「これからの労働行政」
中津労働基準監督署長 安倍正之氏
○次回例会プログラム 「ロータリー理解推進月間について」
ロータリー情報委員会 久恒委員長
前回(728回例会)の記録 平成17年1月13日(木)
■ビジター
中津RC 仲浩君
■出席報告
会員数 32名
免除者数 0名
対象者数 32名
本日出席者 25名
欠席者数 7名
出席率 78.13%
■前々回出席報告の修正
前々回欠席者 07名
メイクアップ 03名
欠 席 者 04名
修正出席率 78.13%→87.50%
●メイクアップ
出納(中津RC)
池中、岩渕(中津中央RC)
●欠席者
岩田、黒瀬、永松(孝)、久恒
ロータリーソング
我等の生業
会長の時間
会長 白石 耕三
年も改まり、新鮮な気持ちで事業に取り組んで行きたいと思います。
さて、おめでたいご報告をします。事務局の津崎慶子さんがご懐妊されました。7月の予定だそうで、体調には充分ご留意されますよう、会員の皆様にも重い物を持たせたりしないようみんなで気遣ってもらいたいと思います。
今日の理事会で今後の対策については協議したいと思います。また、皆さんの英知も借りたいと思います。
幹事報告
幹事 田原 和己
●例会変更
別府RC→1/28(金)の例会は「職場例会のため、1/30(日)11:00より藤居酒造(臼杵市)にて。
●週報受理
宇佐2001RC
●幹事報告
1.大分1985RCより創立20周年記念式典のご案内が届いています。2005年3月18日(金)トキハ会館にて。
2.日本ロータリー親睦ゴルフ全国大会のご案内が届いています。2005年3月14日琉球ゴルフクラブにて。
3.全日本RYLA大会のご案内が届いています。ロータリー財団の2003-04年度の年次報告が届いています。
●理事会報告
○本日例会終了後、理事・役員会を開きます。
委員会報告
会計
1月25日に、1〜3月分会費、1〜3月分基金及び忘年例会会費の引き落としを行います。
ニコニコボックス
担当 国際奉仕委員会
○加来会員 この前の日曜日にプラント学会の認定試験に行ってきました。小論文の作成で大変でしたが、何とかうまくいったかと思っています。
○岩田会員 年末年始は仕事の関係で欠席が続きました。
○辛嶋会員 昨日、大分市の城趾公園で行われた県警本部の視閲式に招待されて行き、感激して帰りました。
○永松(達)会員 先週名札を持って帰り、今日は忘れてきました。
○向笠会員 今日はバッジを忘れてきました。
○渡辺会員 ニコニコ有難うございました。
ゲスト卓話
「中学生の意識―求められる体験学習―」
城北中学校 野村久氏
はじめに(自己紹介)
私は校長になって2年目です。
最近「昭和の町」で売り出している豊後高田市の出身で、これまで大分市、別府市、宇佐市、宇佐郡、西国東郡、豊後高田市と海岸沿いに勤務してきて、中津市に赴任してきました。中津市ですごいと思ったことが2つあります。
1つは、文部科学省の方針で学校の統廃合が推進されているなかで、中津市はしっかりした方針の下で維持されていることです。
2つめは、中津市は文化と歴史を大切にしているところです。子どものことに目が向いて、いい意味で良い教育ができている。
教育関係者と生徒が独立自尊の精神でやっているということを感じます。
1、10年前ぐらいから、職場体験学習が実施されるようになった。
・1日〜3日間各事業所にて、仕事の大変さやよろこび、心構えなど体験させている。
・県下で、現在83%の中学校で、中津市では全中学校で実施している。
2、今なぜ体験なのか
・働く意欲のない若者の増加
若年無業者やフリーターの益々の増加は、憂慮すべき社会問題に(資料 大分合同新聞)となっている。
失業率は景気回復で改善傾向にあるが、若年層は高水準にある。
ニート「若年無業者」とは働かず、教育も訓練も受けない若者のことで、国民各層へ、若年者の意欲や能力をつけることを提言している。
3、その背景として
(社会的には)
・高学歴社会、飽食の時代
・少子高齢化社会の到来、経済の構造的変化、雇用の流動化
・求職希望と求人希望との不適合の拡大
(就職前の若者には)
・知識はあるが、勤労観・職業観の未熟さ・意欲がない
・職業人としての基礎的資質・能力の低下・常識やコミュニケーション能力
(小学校、中学校の子どもたちには)
・自立が遅れるこどもたち
・社会性の未熟さ(人間関係の希薄さ)塾のため遊び相手がいない、ゲームへ
・親の仕事が見えにくい、家(での役割)の仕事をあまりしない、学校でも
・身体的早熟に対して、精神的たくましさにかける
・進路意識や目的意識が希薄なまま、先送りにしてとりあえず進学する子どもたち
―学校はともすれば知識偏重に偏り、「生きる」ことや「働く」ことを育てる取り組みが不十分ではなかったか―
4、小・中学校・高校の方策と課題として
(1)子どもたちに勤労観や職業観を育てる教育を
・集団生活に必要な規範意識やマナー、人間関係を築くコミュニケーション能力
・基礎学力の定着、今後一層必要となる情報活用能力、外国語の運用能力
・働くことの意義の理解、早期からの自立
・仕事の現実理解のため体験活動等の実施(中・職場体験、高・インターンシップ等)
・社会や経済の仕組みについての現実的理解、労働者としての権利や義務等の知識
(2)学力を上げよ、交通マナーや非行を防げ、職業意識をつけよ、不審者への対応など、多く学校教育への期待があり、限界に近づいている。
5、職場体験学習の現状と課題
・実施学年
1年生 職業調べ、2年生 職場体験、3年生 高校調べ
小中高と系統性がほしい。
・実施日数
1日〜2日、1週間ぐらいはほしいが授業時数の確保が課題
・受け入れ事業所の確保については、毎年担当が確保に苦労している。
・体験活動の普及・円滑な実施のためには関係機関が一体となって取り組むことが大切であり、体験活動推進のための協議会を組織するなど、地域のシステムづくりが必要(受け入れ事業所確保の窓口)
・幅広い層からのアドバイザーが確保できるように、人材バンクづくりの構築
・研修内容
事業所の仕事内容や注意事項の研修と中学生にできる仕事を体験(接客、販売、梱包、清掃、陳列、製造等)中学生研修の内容検討
・生徒の反応
目の色が違う。社会的な基礎基本の必要性を体験、大変さと喜び等
6、おわりに
子どもたちは社会を映す鏡と言われます。大人自身が自己の在り方生き方を考えたり、見直したりするとともに、社会全体で子どもたちに働きかけていくことが大切と考えます。(学校・家庭・地域・関係団体等教育の分担)
(文責/下村)
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